琵琶湖へ

美術館から帰って食べられるばかりになっていた昼食を済ませてすぐに出発です。
風邪気味の私のこと等お構いなしに行くと言ったら行く・・・のです。
高速は北陸道の木之本ICで降りました。
目指すは湖北町にある水鳥野鳥観測センターです。
途中片山隧道と言うトンネルを抜けてすぐ、湖面のそばにそれはそれは大きなレンズのカメラを構えた方が居りました。
相方殿があんなレンズ始めて見たと言った位大きなものでした。
若い方だったので、オタク族?(後でわかりましたけど)



目的地に着いて入館料200円を払い中に入ると湖に面した方には沢山のスコープが据えてありましたが、私達の目的は湖面とは反対側になる部屋から見える方です、そこにはスコープが2台設置されておりました。
オオワシに向けてピントが合わされて居ます。
小さく小さく見えますが、距離を思うとスコープの威力を改めて知りました。
館内には実際の大きさや羽根を広げた時の大きさなどが表示されています。


相方殿は館内の方の話をそこそこに、もう行きたくて行きたくての状態です。
それを察したのか「先ず行ってらっしゃい!入館券を持っていれば再度は入れますよ」と仰ってくださいました。


センターから1キロぐらいの所でしょうか、車を止めて一人の方が双眼鏡で見ているところへ行って見ました。
私達の持っている双眼鏡でやっと確認できるくらいです。
先着の方と色々お話をしましたが、その日は朝7時から見ているけれど全く動かず、ずーっと木に止まったままだったようです。
朝7時からとはビックリしましたが趣味で見ているのではなく、大阪のテレビ局・関西テレビの方で2泊3日で取材に来ていたのでした。
普段はニュースを担当しているとの事でしたが、例のトンネルのそばに大きなレンズを持った人は一緒に取材に来ていた人でした。
オオワシがえさ取りに飛んで行く時に携帯で連絡するようで取材も大変なものですね。
それでもこの日はダメのようでした。



夕方4時すぎにテレビ局の方はかえって行きましたが、私達はそれから1時間ほど残りましたがヤッパリ飛びませんでした。



野鳥観察センターに道の駅もあります
夜はそこで宿泊です。
何時ものように夕食を済ませましたが、夜に異変がおきまして昼間の鳥見の時に相方殿がものすごく薄着でコートも着ずにセーターとベストだけで見ていたせいか、風邪を引いたみたいで体がエライ・体がエライっと。それは自業自得というものでしょう。


翌日は雪模様です。
風邪をひいた相方殿は帰るとも言わずに、又前日と同じところへ見に行ったり、もう一羽来ているという塩津の方へ行ってみたりしました。
塩津の方では全く姿を確認する事はできませんでした。



再度道の駅に戻り昼食をとってから山本山オオワシの所へ。車の中で見ていた方に聞いてみましたら、今エサをとりに飛んで行って居るとのことでした。


私達も車の中で帰ってくるのを待ちました。
二台前の方は雪の中三脚を出して用意しています。
しばらくして帰ってきましたが・・・
「帰ってきた・帰ってきた・帰ってきたわ〜」の言葉のうちに木の陰に姿が見えなくなりました。
あっという間の出来事でした。


えさ取りから帰ったら今日はもう飛ばないと思い私達は帰路につくことにしました。普段は日付が変わる頃の帰宅ですが、この日はまだ明るいうちの帰宅でした、こんなの初めてのことです。

風邪をひいても、オオワシ見たさにウロウロしながら本当にオバカな二人の車旅でした。