故郷の文化探訪 第5回

久し振りの書き込みです。
今日は生涯学習講座・故郷の文化探訪で県美術館での鑑賞です。
県美術館へ行く時は大体日展の鑑賞で行く程度でしたが、今回常設展での鑑賞です。
木村定三コレクション名作展でした。


美術に詳しくない私は木村定三と言う人を知りませんでした。
何でも大名古屋ビルディングの持ち主そして広大な土地持ちの方だったようです。
ビルから家までは他人の土地を通ることなく自宅に帰る事が出来たとか。
学芸員の方のお話です。


流石にすごいコレクションでした。
美術に疎い私でも実際に見たことは無くても名前は存じている。そんな方の作品がた〜くさん展示されています。
その中の熊谷守一もその一人です。
名前だけでどのような作品を残されたのかは全く知りませんでした。
が私達が高山方面へ出掛ける時に、中津川市の付知にある熊谷守一記念館というのを目にしていました。
木村定三という方はこの熊谷守一を随分応援していたようです。
この方油絵もかかれていますが、作品には全て名前がカタカナで入っています。
土饅頭と題名がついたものがありましたがどういう訳か、その作品の名前には守一のかの字だけがひらがなでした。
どうしてなのでしょう?なんだか笑えてしまいました。


また与謝蕪村・浦上玉堂の文人画などもあり、その中の6点が重要文化財です。
このコレクション名作展が素晴らしくて、ゆっくり見ていたせいで新収蔵品の川瀬巴水の版画がゆっくり見ることが出来なくて本当に残念でした。
改めて出掛けてゆっくり鑑賞したいそんな感じです。


今まで行った美術館も素晴らしかったのですが、県美術館はヤッパリ格が違うなぁと思いましたね。
県人としてこんなに素晴らしい美術館があるのをちょっと誇りに思います。
良かった良かったと言っている内に来週はもう最終回となりました。