新幹線で上京

korobokkur2009-01-19

昨年末・友人から喪中挨拶のハガキを貰った。
宛名書きを見ただけで直に親友からと分かる、お姑さんと同居をしているので失礼ながらお姑さんの訃報だとばかり思った。
裏返してエッとなりその後は声も出なかった。訃報の主はご主人で短い私文には8月末に癌が見つかり10月に亡くなったと言うものであった。
(こんなに短い時間では彼女は泣く事も出来なかっただろうに・・・)


それからと言うもの電話が嫌いと云う彼女に、電話をしようか手紙を書こうかはたまた七七日は何時かなとか色々思い巡らせて居るうちに年が変わってしまった。


新年の車旅から帰ってまず電話を入れ、お悔やみとともに香を手向けたい旨を伝えて日時を合わせて先週上京をした。
近くの駅まで出迎えてくれた彼女は随分小さくなったような感じがする「貴方こんなに小さかったの? もっと大きかったような気がするけど?」「うん随分縮んじゃった!」から始まった二人の会話。
話し始めれば昔のままの二人。


伽羅の香りのする線香を持参し、上げさせてもらった。
それからは次から次へと話は尽きない。
圧倒されたのは彼女のお宅の経済状態だった。幾つものマンションを持っている事や、所得税や固定資産税など納める額は8桁だとか。
まぁ出て来るわ・出てくるわ、スケールの大きな話が・・・
我家とは全く縁の無いものばかり
「ねぇ、私ってお金の話ばかりしてる?」不意打ちで返答に困ったけど、ご主人の人生の目標が家を守る事と受け継いだ財産を増やす事だったそうで、そのご主人に寄り添って来た人生となればそのような話題ばかりになっても仕方ないのかもしれない。
「そんな事ないと思うよ〜〜」にホッとしたようだった。


彼女のお宅と我家ではまるで、アリとキリギリス見たい。
最近では日帰り入浴へ出掛けたりしていたそうだけど、宿泊を伴う旅行はした事が無かったとか、「私、まだ新幹線に乗ったことも無いのよ〜」の話に、お姑さんを見送り自分の事だけを考えれば良い時がきたら
「新幹線に乗って遊びに来ない?」と云おうと思っている。



鉄チャンの息子が取ってくれた新幹線の切符、こだまだったけど帰りは掛川から9号車は貸切状態だった。
でも次に乗るときは、やっぱりのぞみがいい!!。